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奈良市の消化器内科クリニック。胃カメラ(経鼻内視鏡)と大腸カメラは、まえかわ医院へお任せください。

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 11月
 グリフォンとケルベロス






朝晩が冷え込むようになってきました。新型コロナウイルス感染は下火になっていますが、現在もくすぶりつづけています。そんな中で新たな変異株が世界各地で相次いで確認され、冬にかけて再び感染が拡大する懸念が強まっています。オミクロン株が世界に現れたのが202111月であり、約1年経過した現在もオミクロン株の亜系統が99.9%を占めており、オミクロン株以外の系統の変異株はほとんど見つかっていません。日本では、第6波が起こった20221月頃からオミクロン株BA.1が主流となり、その後BA.2に置き換わり、第7波の初期からBA.5に置き換わっています。世界的にも、未だ検出される新型コロナウイルスの7割以上がBA.5系統という状況です。しかしアメリカやイギリスではBA.5の割合が徐々に減少してきており、亜系統の増加がみられます。BA.5の派生型であるオミクロン株「BQ.1.1:通称ケルベロス」がアメリカ、イギリスなど48カ国で報告され、アメリカの最新データでは全体の7.2%と推計されています。一方アジアではBA.2が結合してできた派生型のオミクロン株「XBB:通称グリフォン」がインドなど21カ国で確認されており、シンガポールの最新データでは全体の54%と推計されています。9月時点で6%だったので、1ヶ月で急増したということがわかります。これらはすでに日本でも数例が確認されています。新たな変異株はワクチン接種や過去の感染によって得られた免疫をすり抜ける免疫逃避能が、BA.5よりも高くなっていると言われています。幸いなことにウイルスの毒性はBA.5とさほどの差異はないようです。
現在日本は検疫体制を緩和しており、海外から日本国内に新たな変異株が持ち込まれるリスクはこれまで以上に高くなっています。現在広がりを見せている変異株は全てオミクロン株の亜系統であることから、効果の程度に差はあると思われるものの、オミクロン株対応ワクチンによる感染予防効果は従来のmRNAワクチンよりも高いと考えられます。ご高齢の方、基礎疾患のある方は、次の流行に備えてオミクロン対応ワクチンの接種を済ませておきましょう。










 10月
 マイナポイントはもらいましたか?






今まで面倒で放置していたマイナンバーカードをやっと作りました。申請自体はスマホの自撮り写真を使い、インターネットでの申請はさほど難しくなかったです。発行に3週間ほどかかり、役所に直接カードを受け取りにいってパスワードの設定をしないといけないのが少し面倒でした。パスワードの設定もオンラインにすればカードは郵送で済むと思うのですが、変なところがアナログ体質なんですよね。
さて無事にマイナカードも手に入ったことで、マイナポイント2万円分を申請することにしました。しかしいきなりつまずきます。なんと私のスマホがマイナポイントアプリに対応していないのです。いろいろ調べてみると役所やコンビニのマイナスポットで手続きができるとのことで、仕方なくセブンイレブンのATMで手続きをすることにします。まずはペイペイに2万円をチャージすることで5000ポイントをゲットです。次にマイナ保険証を申し込むことでさらに7500ポイントをゲット。そして最後に公金受取口座の登録の7500ポイントで20000ポイント達成なのですが、ここで再度つまずきました。これにはマイナポータルアプリというものが必要で、これも私のスマホには対応しておらず、セブンイレブンなどでの手続きもできないようなのです。諦めかけましたが、カードリーダーがあればPCで手続きができるようなので、AMAZONでカードリーダーを購入します。まずはPCでマイナポータルのページからログイン。カードリーダーも無事マイナカードを読み込んでくれました。ここからいくつかアプリや拡張機能などをインストールする必要があり、なかなか骨が折れましたが、なんとか公金受取口座の登録が完了しました。これで合計2万ポイントをゲットです!ふだんはクレジットカードでペイペイはあまり使わないのですが、せっかくチャージしたポイントなのでコンビニや秋篠食堂で使うことにしました。マイナポイントの申請期限は20229月末でしたが、申し込みが少ないためか12月末まで延長されています。まだマイナンバーカードの申請がお済みでない方、マイナポイントをもらっていない方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?









 9月
 過去最大の第7波





日本全国における新型コロナウイルスの新規感染者数の最大値は、今年の21日に記録した第6波の1日当たり104478人でした。しかし今年のお盆期間は3年ぶりに行動制限がなく、帰省や旅行などで人の移動が活発化しました。7月に始まった第7波ですが、新規感染者数は819日に261029人となり過去最多を更新。その後ようやくピークを越えた感がありますが、引き続き注意が必要です。
厚生労働省は直近の感染再拡大について、これまで主流だったオミクロン株「BA.2」から、感染力がさらに強い「BA.5」と呼ばれる変異ウイルスに急速に置き換わっていることが背景にあるとみています。この秋からファイザー・モデルナ社製のオミクロン対応ワクチンが輸入される予定ですが、「武漢株」+BA.4/5」の最新の2価ワクチンではなく、「武漢株」+BA.1」の2価ワクチンとのことです。BA.1対応型でもBA4/5の抗体が1.7倍くらいには上昇するとのことなので、最新のBA.4/5対応型2価ワクチンが輸入されるまではBA.1対応型を使うことになるのでしょう。現在のオミクロンに対する治療方針ですが、基本的には市販の風邪薬や一般的な解熱鎮痛薬による対症療法となっています。基礎疾患のある方や高齢者など重症化リスクの高い方には抗ウイルス薬の使用が検討されます。これまで使われてきた抗体注射はオミクロンに対しては効果が減弱しており、軽症者には経口薬のモルヌピラビル(ラゲブリオ
®)またはニルマトレルビル/リトナビル(パキロビッド®)、中等~重症には抗ウイルス薬のレムデシビル(ベクルリー®)が使われています。ラゲブリオが入院・重症化リスクを30%減少させるのに対してパキロビッドは89%減少させるとのことですが、ともに様々な制約があり(医療機関・薬局が登録制、流通量が少なく安定供給されない、使用に患者同意書が必要であり原本を薬局に送付する必要がある、etc…)、使用が限られているのが現状です。今後新型コロナが2類から5類になったとしたら、保健所ではなく各医療機関で対応を迫られることになると思われますが、せめて内服薬がもっと使いやすく十分に流通している状態になって欲しいですね・・・










 8月
 安倍元首相 撃たれる








安倍晋三元首相(67)が78日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄・大和西大寺の駅前で撃たれるという、今年最大のニュースが飛び込んできました。10日に投開票される参院選のため、応援演説をしている最中のことでした。奈良市在住の山上徹也容疑者(41)は背後から近寄り、手製の銃を発砲したととのことです。周囲の医療機関から駆け付けた医師や、救急隊が応急処置をした後、救急車が安倍氏を搬送。さらに、ドクターヘリで奈良県立医科大学付属病院へ運ばれました。医師団は輸血を繰り返し、止血手術をして蘇生を試みましたが、午後53分に死亡が確認されました。司法解剖の結果、左上腕から入った銃弾1発が、左右の鎖骨下にある動脈を傷つけたことが致命傷となったようです。
まさか隣りの町でそんな大事件が起きるとは、診察中に職員からニュースを聞いた時に一瞬あぜんとしてしまいました。銃社会ではない日本で起きた、要人の銃撃事件。銃声が響いても誰一人としてその場で伏せたりはしなかったようです。SPも動きが悪く、一発目のあとで瞬時に動いて警護対象に覆いかぶさるなどの動きがみられませんでした。平和ボケした日本ならではのリアクションであると言えます。銃撃後にかけつけた近隣の医師というのが、中岡クリニックのドクターだったと知って再び驚きました。中岡先生は私の母校である東大寺学園、自治医科大学の大先輩にあたる方だったからです。先生が最初に診た時、安倍元首相は心肺停止状態であり、顔面も眼瞼結膜も蒼白ですでに助かるような状態ではなかったとのことでした。とにかく心臓マッサージ(胸骨圧迫)、下肢挙上などを行い、救急車の到着を待ったとのことです。AED(自動体外除細動器)も装着されましたが、心静止の状態であったため除細動はされませんでした。通常、心肺停止状態のままで10分以上経つと脳の酸素が欠乏して脳死状態となってしまいます。大量出血している場合に心臓マッサージを行うことは出血を助長するという意見もありますが、とにかく脳に血液を送らないといけないので、傷口を抑えて心臓マッサージする以外に処置はありません。駆けつけた中岡先生、搬送先の奈良医大の先生方のご尽力を称えると共に、安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。












 7月
 井上尚弥 vs ドネア 2nd











2019年の11月に行われたボクシング・バンタム級のWBSSトーナメント。井上尚弥はノニト・ドネアに右眼窩底と鼻骨骨折させられながらも判定勝ちをおさめ、WBAIBF世界統一王者となりました。その後、ドネアは2年半の間にウバーリ、ガバリョといった強豪を相手にK.O勝ちを収め、WBC王者のベルトを手に入れました。そして67日、3団体統一のベルトを賭けて両者は再び拳を交えます。2年半の間に2試合こなして上り調子のドネアと、試合の無かった井上。「この試合は圧倒する。今回はドラマにする気はない」という井上の言葉ですが、一体どういう試合になったのでしょうか?
1R、ドネアがいきなり鋭い左フックで先制パンチを浴びせます。前回に井上の視力を奪ったパンチにヒヤッとしましたが、今回は大丈夫そうです。そのまま圧をかけ始めるドネア。井上はやや動きが固い感じですが、パンチをもらわないよう気をつけているのがわかります。井上も左ジャブを出して徐々にドネアを押し返していきます。相手パンチにカウンターを合わせ、ヒット&アウェイで相手には触れさせません。徐々に井上の圧がドネアを上回り始めます。そして1Rの終了間際、井上のフェイントからの右クロスがドネアのテンプルを捉えました。ドネアがダウン!立ち上がったところで1Rが終了します。2Rになると完全に井上の攻勢でした。いくつものパンチがドネアにヒットして、ドネアのパンチは空を切ります。左ジャブを顔面に受けたドネアが大きくよろめき踏みとどまりましたが、最後にはロープ際に追い詰められ井上の左右の連打を浴びて沈みました。2R124秒で井上のTKO勝ちです。タフなドネアがこうもあっさりと転がされるとは想像もできませんでした。最初のダウンの時、ドネアは自分が倒れているということが解らなかったそうです。レジェンドを瞬殺してしまった井上はまさしくモンスターとしか言いようがありません。残るベルトはWBOのみですが、現WBO王者のバトラーとの試合が年内に組まれる可能性が高いと思われます。4団体統一した後でスーパーバンタムに階級を上げて、そこでもベルトを総なめにして・・・できれば最後まで不敗のままでいて欲しい。井上尚弥は日本史上最高のボクサーです。









 6月
 健康保険証がなくなる?






蒸し暑くなって気候の変化に身体がついていかない今日この頃です。さて政府はマイナンバーカードの健康保険証としての利用を促進するため、将来的に現行の保険証の廃止を目指すという指針を出しました。20211020日よりマイナンバーカードが健康保険証「マイナ保険証」として利用できるようになっていますが、マイナ保険証に対応している病院は19%にとどまっています。ちなみにマイナンバーカード普及率は現在43%です。なぜマイナ保険証は普及が遅れているのでしょうか?
まずマイナンバーカードは顔写真をそえて自分で申請する必要があり、さらに5年ごとに更新する必要があります。健康保険証は黙っていても手元に届くのに、マイナ保険証はいちいち手続きしないといけないのは面倒ですね。さらにマイナ保険証を使用すると、月に初診料21円、再診12円、調剤が9円上乗せされます。本当にマイナ保険証を普及させたいのなら、逆に安くしないといけないくらいだと思います。そして病院側にも事情があります。マイナ保険証を読み取るためには、専用のカードリーダーとパソコン(OSWindows server)を1台置く必要があります。カードリーダーは無償で提供され、パソコンは補助が受けられますが、それでも設置費用の全てはカバーされません。そしてなによりシステムメンテナンス料金と称して、IT業者に毎月2万円以上を延々と支払い続ける必要があるのです。ただマイナンバーカードを読み取るだけのために、なぜ新たに専用パソコン1台が必要なのか、まったく意味が分かりません。それこそデジタル省が専用アプリを開発して無償で配布し、事務で使っている現状のレセコンにアプリを入れてカードリーダーを使えるようにすれば済む話なのです。台湾のデジタル大臣のオードリー・タン氏なら、そのくらいのアプリなら1日で作ってくれそうです。今のやり方では、病院にとっては無駄なパソコンと手間と余計な出費が増えるだけでなんのメリットもありません。IT後進国の日本の政治家はデジタル化以前に、まず余計な手間と物と無駄な出費をなくすという、根本的なシステム設計から考え直す必要があるのではないでしょうか。









 5月
 コロナ禍における癌





日本人の2人に1人が癌になるリスクがあり、3人に1人が癌で亡くなる時代。癌は早期発見・早期治療が大切です。コロナ禍において癌の患者数は一体どうなっているのでしょうか?
国立がん研究センターは2020年のがん罹患数(新規患者数)が集計開始の2007年以降、初めて減少したと発表しました。2019年比5.9%減で、新型コロナウイルス流行に伴う最初の緊急事態宣言発令中の5月に特に大きく減少したとのことです。しかしここにきて最近、どうもがん患者さんが増えてきているような気がします。それも初期癌ではなく、ある程度以上に進行した状態で発見されることが多くなっています。当院だけでも、大腸癌2名、胃癌1名、肺癌1名、膀胱癌1名、検査待ち3名。コロナによる受診控えの影響がここにきて現れてきているような感じです。がんの早期発見には胃カメラや大腸カメラ、CTMRIPET検査などを定期的に受ける必要がありますが、全員がこれらを受けるのは不可能であると言えます。そこでまず受けるべき検査を挙げるとすれば、血液検査でしょう。年に1回、採血の時にがんマーカーを測定することが、もっとも簡便かつ有用だと思います。初期癌ではマーカーが上昇しないことも多いですが、ある程度の拾い上げには有用です。胃癌・大腸癌・すい臓がん・胆のうがん・腎臓がん・肺がんなどの発見に、CEACA19-9の測定が役立ちます。男性なら前立腺がんの発見にはPSAの測定が有用です。女性は乳がん・婦人科検診を受けることが望ましいです。さらに受けるとすれば胸部レントゲンと便潜血検査でしょうか。これらは肺がんと大腸がんの拾い上げに有用です。あとはできれば胃カメラは受けておきたいところですね。腹部エコー検査もオプションとして考慮したいです。がんマーカーやレントゲン、便潜血などで異常があれば、なるべく早い段階でのCT検査、胃カメラや大腸カメラを受けることをオススメします。










 4月
 ワクチン4回目について





桜が満開となりましたが、まだ肌寒さを感じる今日この頃です。最近はロシアのウクライナ侵攻や円安に伴う物価上昇が世間やマスコミにとって最大の関心事となり、コロナに関するニュースが減りました。新型コロナの第6波は鎮静化しつつも長引いている印象です。新型コロナはステルスオミクロン「BA.2」への置き換わりが進んでおり、4月中に国内での検出割合がほぼ100%に達するとみられています。次の第7波への警戒も十分にしておく必要があるでしょう。国内ではワクチンの3回目接種率がようやく40%を越えたあたりですが、政府は4回目の接種を早ければ5月の開始を目指す方向で検討しているとのことです。
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回目接種はイスラエルのデータが出ていますが、3回目接種後45ヶ月で抗体価は10%ほどに低下し、4回目の接種により3回目接種2週後をやや上回るほどに抗体価が上昇するとのことです。これは4回目接種が3回目以上のブースター効果は得られず、時間が経って落ちてきた抗体価を回復させるだけということになります。また現在のmRNAワクチンでは野生株に対する中和抗体は十分上昇が得られますが、オミクロン株に対する中和抗体の上昇は十分ではなく、4回目接種でもオミクロンに対しては部分的な防御に留まるだろうと述べられています。今後46ヶ月毎にワクチンを打っていく必要があるのかどうか、また若年層が接種する意味があるのかどうか、真剣に考えていかなければならないと思います。オミクロンになって重症化率はかなり低下しており、また重症化リスクを抱える方への経口薬や注射薬の使用も一般化してきています。今後コロナが強毒化する方向に変わらなければ、高齢者や重症化リスクの高い方だけが4回目接種を行うという選択肢もあるのではないでしょうか。










 3月
 ステルスオミクロン「BA.2」






オミクロン株による新型コロナ第6波もピークを越えた感があります。3月に入り暖かくなってさらに減少が加速すると思われますが、懸念すべき点としては重症者数の減少が鈍いことがあります。第5波では都内感染者数のピークから2週間後に重症者数がピークアウトしていますが、第6波は感染者のピークから4週間経っても重症者数が減少に転じる気配がありません。その要因としてオミクロン株の亜種「BA.2」の影響が考えられます。「BA.2」はステルスオミクロンと呼ばれ、これまでに愛知、東京、宮城、大阪、神奈川で確認されています。ステルスオミクロンは一部の遺伝子検査でオミクロン株かどうか判別しにくい、また既存のオミクロン株「BA.1」と判別しにくいということから命名されました。20221月からイギリスやデンマークなど複数の国で置き換わってきており、今後日本も「BA.2」に置き換わるのか見逃せない状況です。「BA.2」は「BA.1」よりも感染力が強いとされ、さらに気管支内にとどまらずに肺の中に入り込み、肺炎など重症化につながりやすい恐れがあると報告されています。都内で肺炎型の重症者が急増しているのは、すでに侵入した「BA.2」が影響している可能性があります。先日、英国保健省からオミクロンに対するワクチンの発症予防効果が発表されました。3回目にファイザー社製を接種すると有効性は70%程度まで改善し、10週間以降も40%から50%を維持します。3回目にモデルナ社製を接種すると、有効性は75%へ改善し、9週目までは70%程度を維持します。今はとにかくできることをしていくしかないと思います。3回目のワクチン接種、手洗い・うがい・3密を避ける行動を続けていきましょう。









 2月
 オミクロン株の感染拡大






新型コロナはオミクロン株の感染拡大によって、日本でも1日あたりの新規感染者数が10万人を越えました。奈良でも1千人の大台に乗りましたが、全国の重症者数が1千人以下でおさまっているのが救いです。
コロナの診断ですが、有症状者はPCR・抗原検査を受けます。コロナが陽性の場合には10日間(症状発現日を0日目として10日目に解除)、かつ症状軽快後72時間が経過するまで自宅療養またはホテル療養となり、中等症以上は入院となります。コロナ陽性者との濃厚接触者または無症状のコロナ陽性者は、7日間(接触日・検査日を0日として8日目に解除)の自宅待機となります。この期間はそのうち5日間となるかもしれません。治療についてですが、オミクロンは軽症で済む場合がほとんどで、一般的な解熱剤などを用います。重症化リスクがあり、かつ発熱や呼吸器症状などが強い場合には抗ウイルス薬が用いられます。軽症に用いられる薬剤として経口薬モルヌピラビル(ラゲブリオ🄬)、抗体注射ソトロビマブ(セビュディ🄬)があり、オミクロンによる入院や死亡リスクをモルヌピラビルが30%、ソトロビマブが80%低下させます。中等症以上で用いるレムデシビル(ベクルリー🄬)もオミクロンに対して有効とされ、軽症でも使えるようになりました。抗体注射ロナプリーブ🄬はオミクロンには効果が薄いので使われなくなりました。コロナワクチン3回目接種についてですが、イギリスの大規模調査ではオミクロンの発症予防効果60-70%、入院予防効果88%と報告されています。私も1月末にブースター接種を受けましたが、副作用は1回目と同程度の軽い筋肉痛のみでした。ワクチンへの過度の期待は禁物ですが、できるなら受けておいた方が無難かと思います。なんとか2月中に第6波がピークを越えて収束に向かうことを期待します。









 1月
 謹賀新年







2022年、新しい年を謹んでお祝申し上げます。
新型コロナの世界的流行も丸2年が経ちました。世界人口78億人に対する新型コロナの感染者数は累計2.8億人(3.6%)、死者数は540万人(0.07%)を越えました。日本では人口1.2億人のうち累計170万人が感染(1.4%)、1.8万人が死亡(0.015%)しています。最も死者が多い米国では人口3.3億人のうち累計5317万人が感染(16.7%)、82万人が死亡(0.25%)しました。日本の感染者数と死亡者数の少なさをみると、日本の新型コロナへの対応は間違ってはいなかったのだと思います。現在は南アフリカで発見されたオミクロン株が世界的に急速に増加しており、デルタ株を上回るようになってきています。オミクロン株は弱毒ながらも感染力が強く、アメリカやフランスでは新型コロナの感染者数が過去最多となっています。日本でもじわじわと増加しつつあり、第6波は避けられない状況かと思われます。しかしオミクロン株は重症化や死亡のリスクは低く、むしろ全例入院させることによって病床が逼迫してしまうことの方が懸念されます。オミクロン濃厚接触者の追跡と14日間の隔離もすでに限界にきており、今後は発症者の自宅隔離やホテルでの宿泊療養がメインになってくるかと思います。南アフリカではすでにオミクロン株による感染が急速に拡大したあと急速に縮小しており、人口の70%がすでに感染したことでピークを越えたとのことです。ウイルスの感染力が高くなり弱毒化していくということは、新型コロナがただの風邪となっていく過程にあるのかもしれません。なんとか今年中に世界中の新型コロナ感染が収束へと向かうことを願います。







まえかわいいん

医療法人 前川医院

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